高橋征義です。

FUKUI Osamu wrote:
> と会としては、任意団体として形ができていると思いますが
> 
> １．お金を扱う場合の主体
>    RubyKaigiなど協賛企業への請求書・領収書は、「法人」格が有利
> ２．ruby-lang.orgの運営主体 
>    まつもと ゆきひろさん [ruby-dev:29891]
> 
> の２点で、Rubyの法人および責任を明確にした組織へのニーズがあって、
> その受け皿として 任意団体「日本Rubyの会」が法人になるのがよいのではないか
> との空気があり、では、法人化するにはどうするという流れですね。

えっと、まず、「ruby-lang.orgの運営主体」はもうちょっと複雑な
話なので、現時点で「Rubyの会が受け皿になるのがよい」みたいな
感じで単純に言い切ってしまうのはやや疑問もあります。
Rubyの会に求められているのは、ruby-lang.orgが現状どのようになって
いるかを把握し、そのうちのどの部分をRubyの会で引き受け、どの部分を
他の人や団体にお任せ・お願いするのか、という点をクリアにしながら
徐々に整理された形にしていく、ということではないかと。その上で、
運営主体になった方がいいのであればそうなるし、主体ではなくても
運営のこの部分に協力するのがよい、ということであればそうする、と。

＃ なんていうか、歴史あるものを無用な反発を避けつつ改善する、
＃ というのは、ぱっと見よりも難しいことだと思っています。その
＃ 歴史的経緯を紐解き、過去の関係者の合意を（誰が関係者なのか
＃ を誰も把握しきってない状況で）得ながら、違う方向を提示し、
＃ それを実現する、ということになるので。
＃
＃ たとえば「Rubyのeval.cって複雑でどうにもならないですよね。
＃ 早急に置き換えた方がいいと思います。私も協力しますから、
＃ まずはRubyの詳細な仕様を出してください＞まつもとさん」とか
＃ 言う人がいても、丁重に辞退願うしかない、というか。

あと、1については、どのくらいの額のお金をどう扱うかについて
もうちょっと考えないと、ベターな解が見えないなあ、という気も
します。何にせよ、きっちりとした団体にするのは運用コストが
かかりそうなので。

とりあえずは、その辺りの事務的な処理や組織構成に興味があり、
積極的にRubyの会の法人化のグランドデザインをまとめたい、という
意欲がある人がいないと、なかなか進まないのではないかな、と
思っています。知識よりも意欲と学習能力優先で。

> LLC　や LLP（法人でないので今回対象外？）も
> 目あたらしそうで、新しい組織にどうなんでしょうねぇ。

別に営利を目指したいわけではない、という意味では、LLCは
どうかなあ、という気もします。

高橋征義 (maki@r...)

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ML: ruby@m...
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