こんにちは、大阪国際大学の石川です。小波先生、早速の返信あり
がとうございます。

小波「それ以前でも，大してメジャーでない Pascal が教育用に
ふさわしいという理由で使われていたりしたし，BASIC のようなチャチ
な言語を教えているところもあり，それに比べれば Ruby の優位は仕様
の上で圧倒的だったのですけどね。最近は知名度も上がり，就職面接
でも，企業側も知っている状況になりました。」

そうですね。どの言語を教えるか、という議論をしていても、新しい
流れを知らない人は根拠もなく未だに C や BASIC を挙げてくるので、
それらがどのように古くて教育上の問題があるかを説明するだけで結構
時間がかかります。

小波「そういえば先日，早稲田大学の人と話をしていたら，関西の Ruby
の拠点として京都女子大学というのはけっこう知られていますと
言われてびっくりしました。逆にまだまだマイナーだということ
でしょうけどね。」

いえいえ、知られていると思いますよ。ですので、ウチとしては関西の
(あるいは日本の) Rails 教育の拠点と呼ばれるのを目指したいところ
です。学科として Rails 教育に取り組めば日本初じゃないかな、と
思っています。(e-learning にして他大学の学生でも単位を取得できる
ところまで実現させたいです。)

ただ、先日、情報処理学会関西支部から

・Ruby 入門 (2日間、受講料6万円)
・Ruby on Rails 入門 (3日間、受講料12万円)

という有料 seminar 案内 (講師名の記載なし) が流れてきて、悔しい
思いをしています。「こんなことなら、もっと早くから Ruby で売り
出してウチで開けばよかった」と。

小波「あと，大学で新しい言語のコミュニティと縁がないということは，
IT技術の最新の動向を追えない面がでてくる可能性があると思います。
また，最近の IT 技術の応用分野が鉱工業や銀行から商業や
マーケティング業界に大きく転換して来ている実情に対しても，大学の
情報系学科は反応しきれていないと思います。」

この点は、幸い今年度まで「経営情報学部」でしたので、商業方面に
ついては複数の教員が目を向けています。ただ、情報分野の新しい流れ
には充分に追随できていない感じです。この点は、殆どの大学で似た
ような状況でしょうね。

小波「そうそう，教科書はどうするんでしょう？」

今のところ、2008年1月の勉強会で私が発表したものを元に自分で書こう
かと思っています。実習4週目頃には class が作れるくらいにできると
いいのですが。

OOPL としては dolittle なんかが小中学校での実践例をいくつも持って
いるので、負けてられないなぁと感じています。

今後ともよろしくお願いします。

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大阪国際大学経営情報学部講師 石川高行 ???-???-????(ex.2307)
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