ruby-reference-manual:928
From: "原 悠" <yhara@k...>
Date: Thu, 12 Jun 2008 19:43:22 +0900
Subject: [ruby-reference-manual:928] 添付ライブラリのうち、一覧に説明がないものについて
yharaです。 添付ライブラリの一覧 (例: http://doc.okkez.net/187/view/library/ )を見ると、いくつかの ライブラリの説明が抜けていることが分かります。 ライブラリ一覧は初級者がライブラリを探すときによく使うページなので、とりあえず 説明だけでもあった方がいいだろうと思い、足りない分の説明をまとめてみました。 方針としては、文体の統一などは後回しにして、とりあえず説明がないものや日本語と しておかしいもののみ挙げています。 * というわけで、コミットして良いでしょうか。 * 何かおかしいところがあれば指摘してくださると有難いです。 * enumerator, resolv-replace, sync の説明ってどう書いたら良いでしょうか…。 * fiberは「Fiberクラスを◯◯的に扱うためのライブラリです」とささださんが説明して いたような気がするのですが、思い出せないのです。 -- > continuation: Ruby 1.9で継続オブジェクトを扱うためのライブラリです。 > expect: IOオブジェクトから指定したパターンが読み込まれるまで待つ機能を提供します。 > enumerator: > fcntl: ファイルディスクリプタを扱う Unix のシステムコール IO#fcntl (つまりfcntl(2)) で使用できる定数 を集めたモジュールです。 > fiber: Fiber(軽量スレッド)を◯◯的に扱うためのライブラリです。 > finalize: あるオブジェクト obj が GC される時に obj に依存しているオブジェクトに対してメッセージを送る機能を提供します。 > generator: 外部イテレータを扱うためのライブラリです。 > io/nonblock: IOのノンブロックモードを扱うライブラリです。 > io/wait: IOが読み込み可能になるまで待つ機能を提供するライブラリです。 > ipaddr: IPアドレスを扱うライブラリです。 > json: JSON を扱うライブラリです。 > kconv: 文字コードの変換を手軽に行うためのライブラリです。 > matrix: 行列を扱うためのライブラリです。 > md5: このライブラリは obsolete です。digest ライブラリを使ってください。 > mkmf: Ruby の拡張ライブラリのための Makefile を作成するライブラリです。 > mutex_m: スレッド同期機構である Mutex のモジュール版を提供するライブラリです。 > net/ftp: FTP プロトコルを扱うライブラリです。 > net/ftptls: net/ftp に TLS 拡張を実装するライブラリです。 > net/imap: IMAP プロトコルを扱うライブラリです。 > net/pop: メールを受信するためのプロトコルPOP3 (Post Office Protocol version 3) を扱うライブラリです。 > net/smtp: メールを送信するためのプロトコル SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)を扱うライブラリです。 > net/telnet: Telnetプロトコルを扱うライブラリです。 > net/telnets: net/telnet に SSL 拡張を実装するライブラリです。 > openssl: OpenSSL を Ruby から扱うためのライブラリです。 > ostruct: 要素を動的に追加・削除できる手軽な構造体を提供するライブラリです > pathname: パス名をオブジェクト指向らしく扱うためのライブラリです。 > pstore: Rubyのオブジェクトを外部ファイルに格納するためのライブラリです。 > pty: 疑似端末(Pseudo tTY)を扱うライブラリです。 > rational: 有理数を扱うライブラリです。 > readbytes: IO#readbytesを提供するライブラリです。 > readline: GNU Readline によるコマンドライン入力インタフェースを提供するモジュールです。 > resolv-replace: > resolv: DNSによる名前解決を行うライブラリです。 Ruby で書かれているため thread-aware であり、並列に多くのホスト名を解決することができます。 > rinda/rinda: Rubyによるタプル空間(Tuple Space)の実装です。 > rinda/tuplespace: Rubyによるタプル空間(Tuple Space)の実装です。 > rubygems: Rubygemsを使ってインストールしたライブラリを使うためのライブラリです。 > rubyunit: このライブラリはobsoleteです。test/unit ライブラリを使ってください。 > scanf: String#scan のフォーマット指定版といえるメソッド String#scanfを定義します。 > sha1: このライブラリは obsolete です。digest ライブラリを使ってください > shell: Ruby 上で sh/csh のようにコマンドの実行及びフィルタリングを手軽に行うためのライブラリです。 > strscan: 文字列を高速にスキャンするためのライブラリです。 > syslog: Unix系OS の syslog を扱うライブラリです。 > sync: > thread: スレッド間キューや状態変数(condition variable)を提供するライブラリです。 > thwait: 複数スレッドの終了を待つ機能を提供します。 > tk: tkを用いてGUIアプリケーションを作成するためのライブラリです。 > xsd: XSD を扱うライブラリです。 # 参考のため、リストの作成に使ったスクリプトと修正点のdiffを添付しておきます。 -- 原 悠 yhara@k... -- ML: ruby-reference-manual@m... 使い方: http://QuickML.com/
-> @ 928 2008-06-12 12:43 [yhara@k... ] 添付ライブラリのうち、一覧に説明がないものについて 929 2008-06-12 17:23 ┣[itacchi@g... ] 931 2008-06-13 08:19 ┗[okkez000@g... ] 934 2008-06-13 08:42 ┗[ko1@a... ] 935 2008-06-13 12:04 ┗[yhara@k... ]