ruby-reference-manual:336
From: Minero Aoki <aamine@l...>
Date: Wed, 21 Feb 2007 15:49:10 +0900
Subject: [ruby-reference-manual:336] 基礎知識 (2) 丸見え!Subversionレポジトリ
青木です。
基礎知識シリーズ第二弾「Subversion レポジトリの中身」です。
== Subversion レポジトリの中身
※ この項は、レポジトリをチェックアウトして
実物を見ながら読むことをお勧めします。
http://i.loveruby.net/svn/rubydoc/doctree/trunk をチェックアウト
すると、いろいろ入っていることに気付くと思います。例えば
ルートディレクトリには faq/ というディレクトリがあり、この
中には Ruby FAQ が入ってます。このへんはリファレンスマニュ
アルではありません。厳密な「Rubyリファレンスマニュアル」
は refm/ 以下のみです。
refm/ 以下には api, capi, news, spec の 4 つのディレ
クトリが
あります。これらの中身は以下のようになっています。
api: クラスリファレンス
capi: 拡張ライブラリAPIリファレンス
news: Rubyのバージョンごとの更新履歴
spec: Ruby言語仕様
いまこの ML で書こうとしてるのは「クラスリファレンス」です。
他の部分についてはほとんど何も進んでいません。
クラスリファレンスマニュアルは、大きく「組み込みライブラリ」
のドキュメントと「標準添付ライブラリ」のドキュメントに分か
れています。「組み込みライブラリ」とは、require しなくても
使えるライブラリのことです。つまり Array とか
String です。
一方の「標準添付ライブラリ」とは、Ruby に標準添付されてお
り、
require しないと使えないライブラリのことです。つまり fileutils
とか test/unit のことです。
このプロジェクトの Subversion レポジトリではクラスリファレ
ンス
は refm/api/src 以下に置いてあります。その中の refm/api/
src/_builtin
以下が組み込みライブラリです。
refm/api/src 以下には拡張子 .rd の付いているファイル
(例: Eng.rd)
と、付いていないファイル (例: _builtin/String) があ
ります。拡張子
が付いているファイルはライブラリを表し、拡張子が付いていない
ファイルはクラス (など) を表します。クラスを表現する
ファイルは
「#@include」というプリプロセッサ命令を使ってライブラリの
ファイルへテキスト的に結合されます。
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青木峰郎
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使い方: http://QuickML.com/