ruby-reference-manual:2617
From: "5.5" <5.5@m...>
Date: Thu, 28 Apr 2011 22:53:31 +0900
Subject: [ruby-reference-manual:2617] 「マッチ」という用語
5.5 です。 チケットを立てる前に用語法についてご相談します。 正規表現に関する記述で,「マッチ」という言葉が多様な意味で 使われています。 現状で,おおむね以下のような使われ方がされているようです。 (s を文字列,r を正規表現とする) [1] s が r に当てはまること [2] s が,r に当てはまる部分文字列を持つこと [3] s の中で r に当てはまる部分文字列を探索すること [4] 探索が成功すること [5] s の中で r に当てはまる部分文字列の存在を判定すること。 本来の意味は [1] だけだと思うので,「マッチする」を [1] に 限って使うことを提案します。 具体的には,[1] の状況を ・s は r にマッチする ・r は s にマッチする と呼ぶことに。 [2] は「部分マッチ」という用語を導入して「s は r に部分マッ チする」としたい。 正規表現に関する多くの解説書・ウェブサイトがマッチと部分マ ッチを区別せずに「マッチ」と書いているために,初心者を混乱 させています。 [3] の意味で「マッチする」「マッチを行う」「マッチを試みる」 と書いている箇所が多数ありますが,これは「探索」と言い換え。 [4] は単に「探索に成功」。あるいは「ヒットする」。 [5] も「部分マッチ」という言葉を使う。 探索で得られた文字列は「マッチ文字列」。 (「マッチする文字列」とは呼ばない) いかがでしょう? -- 5.5@m... -- ML: ruby-reference-manual@m... 使い方: http://QuickML.com/
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