西本です．

Tagawa Hirofumi さんは書きました:
> Tagawaです。
> そろそろ締切から２週間を切りました。みなさん発表のお題は無いでしょうか?
> 今のところ
> okkezさんの
> Ruby で学ぶオブジェクト指向の基礎
> 石川さんの
> Rails を教える順序の検討
> の２つの立候補がありますが、まだ２時間近く空いております。スケジュールの調整はRuby関西スタッフがいたしますので、ちょっとしたRubyのトピックなどでも結構ですので、皆さんどしどし応募してください。

「ScalaからみたRuby」

概要:
Matzにっきでも取り上げられたJVM上で動作する静的関数型言語
「Scala」を例に動的型言語「Ruby」の言語的性質を再考します．

Scalaは，Rubyと同じくオブジェクト指向型の言語ですが，殆どの
型(クラスなど)を実行前またはコンパイル時に静的に解決します．
また静的型を柔軟に扱うための文法と機能を持っていたり，軽量
の並列化機能「Actor」を持っていて，なかなか面白い言語になっ
ています．
またコンパイルの過程でJavaのクラス(ほぼ1:1)に変換してしまう
ため，Java言語でコンパイルしたクラスとほぼ同じ性能を発揮しま
す．

一方Rubyは，同じくオブジェクト指向言語ですが，型の内容は実行
時までわかりません．この動的な性質により，今重要とされている
メタプログラミングを容易にします．
また自由な表記や便利な文法により，ループや条件に一致したオブ
ジェクトの抽出が容易になったり，簡潔に記述できるようになって
います．
また最近軽量並列化機能「Fiber」が実装され，注目されています．

「Scala」「Ruby」とも似たコンセプトが合ったり，一方まったく
違うアプローチをとっていたりとなかなか興味深いと思います．

その両者の言語を文法や機能を比較しながらRubyの意義を検討して
いきたいと思います．

対象: 中級者から上級者
時間: 40分(〜50分)程度(質疑応答10分)を想定

ちょっと敷居が高いような気がしますが，なぜ今Rubyが注目される
のかを文法や機能の立場から垣間見れるのではないかと思います．

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NISHIMOTO Keisuke



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ML: learn-ruby-in-kansai@r...
使い方: http://QuickML.com/