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learn-ruby-in-kansai:1514

From: Daisuke IKEGAMI <ikegami@m...>
Date: Sun, 03 Dec 2006 00:12:47 +0900 (JST)
Subject: [learn-ruby-in-kansai:1514] Re: 第13回 Ruby勉強会@関西のお題募集

いけがみです。

今度 12/16 (土) の Ruby勉強会@関西のわたしの発表
  「Ruby で書いたプログラムのデバグ技術」
に関する発表の前準備を公開します。長文になりますので、
私の発表に興味のある方だけご覧ください。

なお、これの元となった文章はすでにRuby関西のスタッフMLに
投稿しましたので、見るのが二度目になる方もいらっしゃると思います。
どうもすみません。中身は整理されてもう少しまともになりました。

     --------------------------------
いちばん伝えたいこと:
  Ruby でプログラムを書くときに混入するバグを発見する方法について。
  バグを発見する方法はいろいろあり、情報源がちらばってしまっている。
  今回の発表は、わたしが知る限りの情報を「まとめて」お伝えしたい。

望む結果:
  - 勉強会参加者がバグに出会ったときに、「適材適所な」方法で
    バグを発見し、取り除くことができるようになること。
  - プログラム検証の研究機関で開発されているバグ発見技法
       「formal method : 和訳 形式的手法 ないし 数理的手法」
    の雰囲気を聴衆が知ること。 Ruby にこの技術を適用するための
    ツールやライブラリがまだ存在しないが、もしかすると誰かが
    作るかもしれない。あるいは、聴衆が興味をもって作ってほしい。

論点:
  プログラムにバグはつきもの、うっかり作るもの。しかし、バグは
  なかなか見つかりにくい。では、どのようにしてバグを発見し、
  バグを取り除くか? 今回の発表では、取り除く方法については
  あまり触れないが、代わりに様々なバグの発見手法を紹介する。

想定している聴衆:
  Ruby のテストライブラリ Test::Unit やテスト駆動開発手法に
  ついて聞いたこと、触ったことがある方だと、話についてきやすい。
  さもなくとも、プログラミング経験を通して、バグに出会ったことが
  ある方、バグの発見法について考えたことのある方を想定しています。

  Ruby勉強会@関西では、過去に何度か Ruby のテスト手法について
  紹介されているので、過去の参加者でしたら私の想定の範囲内です。

  想定していないのは、まったくプログラムを書いたことのない方。
  プログラムを書いたことのない方でも発表を面白く感じていただける
  ように工夫はいたしますが、申し訳ありません、途中から見捨てます。

聴衆から見た自分の立場:
  発表の最初に自己紹介をいたします。なぜ私が発表するのか?
  一言で言うと、私はバグの発見手法に興味がある Rubyist だからです。
  今の私の興味は、役に立つプログラムを作るよりも、どうやってバグを
  発見するかにあります。私が探し回った既存の技術を皆様に紹介します。

聴衆は、様々なバグ発見技法が本当にバグを発見すると、納得するか?
  - バグを実際に発見している具体例をスライドで見せる。
  - Ruby の各ライブラリ Test::Unit, RSpec, RushCheck は、サンプル
    を見ることで、直感的に理解を訴える
  - 一方 formal method については、雰囲気を伝えるにとどまって、理解は
    難しいと感じられるかもしれない。というのは、内容が理論/学問的で
    あること、 Ruby 的でないこと、Ruby で使うためのツールがないこと
    などから。まあ、中身が難しいことも入っていてもいいですよね?

いけがみが発表したい思いの根本
  - Test::Unit よりも RSpec のほうが好きです。代わりになります。
  - RSpec が提供する「振舞駆動開発」はスバラシイ
  - 自作のテストツール RushCheck を紹介したい
    - RushCheck は Haskell のテストツール QuickCheck を移植したもの
  - 次世代バグ発見技術 formal method を紹介したい
  - バグを発見することをもっと楽しもう!


これからスライドを作り始めます。スライドを作るための情報収集で、
私の知らなかったテスト手法 Test::Base に出会いました。
  http://subtech.g.hatena.ne.jp/secondlife/20061101/1162378892
むむむ、これも面白そうですぞう。でもすでに私の発表内容は多岐に
渡りすぎている感じですので、Test::Base については今回は見逃します。
興味を持たれた方は試してみて、いけがみに逆に教えてください。

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いけがみ

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ML: learn-ruby-in-kansai@r...
使い方: http://QuickML.com/

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      1511 2006-11-30 04:07 [ikegami@m...        ] Re: 第13回 Ruby勉強会@関西のお題募集   
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