夫、塩﨑勝彦が算数・数学教育研究(山梨)大会へ向かう途中に亡くなったことは、まだまだしたい事があるはずなのに志半ばで倒れて無念であったろうと思いますが、「数学に永久に到達点はないので、いつまでも志半ばのはずだよ」という子供の言葉に救われました。
この度、私にとっては懐かしい、夫の還暦記念の書籍「数楽しませんか?」を、子供の助けを借りて電子書籍版として再刊することができました。これを機により多くの方々が手にとって、夫の仕事や人となりを知り、また思い出してくださるきっかけになればと思います。
なお、この本の内容のうち夫の著作によるもの、つまり問題の選択とその解法については、「常に他の人達と学びを共有したい」という夫の考えに沿って、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス「CC BY 2.1 JP」
の下に提供します。
皆様が、夫の志を継いで、それぞれの道でさらに豊かな実りをもたらしてくだされば、これに勝る喜びはありません。
平成25年8月 塩﨑慶子
2001年発行の紙の本をスキャンした、いわゆる「自炊」PDFですので、読みづらい点はご容赦ください。