前回、分散処理システム「Hadoop MapReduce」について学びましたが、いよいよ今回は、分散データベース「hBase」です。
hBaseは、大規模なデータになってもパフォーマンス劣化がおきにくく、さらにhBaseを構成する複数のサーバーの一部がダウンしても、全体障害に発生しにくい構造をもっています。
このため、次世代のデータベースとしても大変注目されている技術です。
MapReduceと比較すると、hBaseに関する日本語の情報は少なく、理解には英文資料を読み込むことが必要でした。
この技術を、RBCでは、いつもの勉強会のように、直感的に理解しやすく学んでいきます。
hBaseプロジェクトでは、JRubyを使うことで、他の言語では味わえないような幅広い可能性について示唆されています。
今回は、こうしたテクニックを使い、わかりやすく理解しやすい勉強会を実施します。
クラウドを構成する技術のなかで、最も「学ぶべき」技術です。
是非、多くのみなさんが、この機会を次のステップアップに利用されることを期待します。
また今回は、Ruby初心者のために、午前10:00〜12:00に同じ場所で「Rubyプログラミング基礎」を行います。
興味のある方は、こちらにも是非、いらしてください。
開催概要
1.日時
2009年10月31日(土)13時〜18時
(「Rubyプログラミング基礎」は、10時〜12時です。)
2.場所
株式会社イーシー・ワン 九州事業部
福岡市早良区百道浜2−1−22 SRP8階
tel. 092-985-0093
3.内容
(1)Key Value Storeについて考えよう
(2)hBase Shellで、使ってみよう
ーhBase Shellは、hBaseプロジェクトで開発されたツールで、JRubyで開発されています。
ーこれを利用すると、一行一行コマンドをうち、hBaseの特徴を掴んでいくことができます。
(3)Rubyで使ってみよう
ー同じ事を、Rubyのコマンドラインツール「irb」を使って試してみます。
(4)Ruby on Railsに組み込もう
ー学んだ知識を元に、Ruby on Railsで開発したプロジェクトに組み込んで、Webアプリケーションでの利用を実現してみます。
4.持ってくるもの
virtualBoxを導入したコンピュータをお持ちください。
virtualBoxの導入は、以下のリンクから行ってください。
http://dlc.sun.com/virtualbox/vboxdownload.html*勉強会では、virtualBoxの仮想環境を利用して、事前に準備した開発環境を配布します。
5.参加費:無料
6.申し込み方法
以下のサイトから、お申し込みください。
http://form1.fc2.com/form/?id=477306